審判ってほんと大変!

サッカー

ほとんどのスポーツに必要な人が審判ですね。
審判は一瞬で判断ジャッジをしなければいけないので、どの競技の審判も本当に大変だと思います。
私はサッカーの審判の資格しか持ってないので、他の競技の審判のどんなところが難しいとかはわかりません。
今日は私が感じるサッカーの審判について書いていきたいと思います。

サッカーの審判のライセンスは大きく分けて4つに分かれます。
4級、3級、2級、1級となっております。人数はだいたい4級が22万人、3級が3万4千人、2級が3700人、1級が215人となっているそうです。
ちなみに私が持っているのは3級です!

まず、4級の試験を受けて合格すれば、4級を取得できます。
そして、3級に昇格するには筆記試験、体力テスト、実技テストをクリアしなければなりません。
この筆記テストは人生で本気で勉強したトップ3に入ります。
残りの2つは原付と車の免許取ったときです笑 

ルールの細かいところなどがテストに出るので、本気で勉強しないと不合格になってしまうので気合い入れて勉強しました。
お金払って受けるのに、落ちたらもったないですよね。
山梨では3級を取るのに3か月かかるのでけっこう大変でした。無事にすべて合格できたので安心しました。

サッカーの審判は主審、副審、4審の4人で進められます。
4種年代(小学生)では主審と4審の2人審判が主流となっております。
海外のプロリーグですと主審、副審(2人)、追加副審(ゴールライン上に位置する審判2人)、VAR(ビデオアシスタントレフリー)スタジアムにあるビデオ室でビデオを用いて主審のサポートをするといった役割の審判員もあります。
主審の役割は簡単に言うと時間、試合、ルールを円滑にコントロールするのが役割になります。
判定を全て決定するのも主審になります。

副審はタッチライン、ゴールラインを割った時にどちらのチームがスローインまたはコーナーキック、ゴールキックを行うか判定と合図。
オフサイドの判定と合図。交代を要求されていることを主審に合図。近くで反則があったときに主審に知らせるなどの役割があります。

4審は交代手続きの管理、競技者と交代要員の用具の点検。主審の承認を受けた後に競技者を再入場させる。
ボール交換の管理。前後半の終了時に主審がプレーに追加する最低限のアディショナルタイムの表示。
テクニカルエリアに入っている人が、責任ある行動を取らなかった場合、主審に伝えるといった役割があります。

追加副審は得点を含め、ボールの全体がゴールラインを超えたとき、どちらのチームがコーナーキックやゴールキックを行うのか。
PKの時、ボールが蹴られる前にGKがゴールラインを離れたかどうか。またボールがゴールラインを超えたかどうか。といった役割があります。

ビデオ審判員(VAR)についてです。
競技規則によるとVARを使用するのは「はっきりとした明白な違い」「見逃された重要な事象」に対して次の4種類の状況だった場合と規定されています。
得点か得点でないか。PKかPKでないか。退場(2つめの警告によるものでない)。
主審が反則を行ったチームの別の競技者に対して警告したり退場を命じた。
このシチュエーションに限りVARは自主的に試合映像にアクセスし、主審にレビューすることを勧めることができます。

最初にも書きましたが、審判は一瞬でジャッジを判断しなければなりません。
しかも、サッカーはすぐに局面が変わりますので走る方向、角度などがとても大事なります。

イエローカード(警告)とレッドカード(退場)について書いていきたいと思います。
反則があった場所にもよりますが、ボールに対してプレーしているかどうかが重要になります。
ボールを奪いに行って反則してしまうのはしょうがないと思いますが、ボールにプレーしようとしてないのは悪意があるので、レッドカードになる場合があります。
相手競技者がケガをしてしまうプレーは、スポーツマンシップに反するのでよくないことですね。

DOGSOでも一発退場になります。
DOGSOとは??
決定的な得点機会を阻止することで、ルールがある意味合いは公平性を保つためとなります。
背景には、得点につながらないファウルと決定機を阻止するファウルで、同じ罰則では不公平になるからです。
どの競技も同じだと思いますがルールを細かく書くと終わらないのでこの辺で終わりにします。

ここからは審判の気持ち(個人的な気持ち)について書きたいと思います。
基本的に審判はやりたくありません笑
ジャッジに対して選手から文句を言われたり、指導者から文句を言われたりすることもあるので・・
やりたくはないですが、やるからにはしっかりやっています。納得のいかないジャッジもあると思います。
それは私もサッカーしているので、その気持ちはわかりますが選手がすることはジャッジをすることではありません。
選手がすることはプレーをすることです。
審判に文句を言ったからと言って判定が変わることはほとんどないと思います。誤審もあります。
ワールドカップで審判をする人たちでさえ誤審はあります。角度、距離、ボールの速さなどからどうしても見れない部分があるのも事実だと思います。
もちろん申し訳ないと思います。ただ審判も人間ですので見切れない部分もあることを理解していただきたいです。

5年くらい前、4種のあるチームで指導させていただいたときの話です。
トレーニングマッチで私が審判をしていた時の話です。
私はファールだと思い笛を吹きましたが、その選手は納得できずに私に抗議しにきました。
私は自分がファールだと思い笛を吹いた理由を伝えましたが、その選手はまだ納得できない様子でした。
そして、まだ私に不満を言ってきたので、私は付けていた腕時計とホイッスルを渡し

「そんなに言うなら自分で完璧なレフリングしてみて、俺はピッチの外で見てるね。もし俺が見ていてそのジャッジは違うなと思ったらここから文句言うからね。」

とその選手に伝えました。
その選手は数秒間黙り込み一言「すみませんでした。」と言ってプレーに専念していきました。

私の行動と発言が正しかったのかは今でもわかりませんが、人に文句を言うなら自分ができないとダメだと思います。
この選手は、私が関わっていたチームの選手ではなかったのですが指導?させていただきました。
先ほども書きましたが、この行動が正しかったのかどうかはわかりませんが、後悔は全くしていません。
人に言うなら自分がきちんとする。その前に人のことを言う前に自分の行動を見つめなおす。
これはサッカーに限らず、私生活でも同じだと思います。
自分はできていないのに、人に文句を言っても説得力もないですし、誰も話を聞いてくれないと思います。
私たちエアフォルク山梨は、サッカーというスポーツを通してこのようなことも学んでもらいたいと思っています。
サッカーだけうまくなればいいのではなく、サッカーからたくさんのことを学んでいってもらいたいと思います。
他責にしない、どんなことにも感謝の気持ちを忘れない、仲間と協力すること、自分の行動に責任を持つこと、などなど。
一人の人間として、大切なことを大好きなサッカーというスポーツを通して学んでもらいたいと考えております。
人としての成長がなければサッカーは上達しないと思っています。
オリンピックに出るような人たちはみんな素晴らしい人たちですよね。
真似できるところは真似していきましょう!

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