スポーツを通して子供たちに伝えたいこと!

学習

日本でオリンピックが行われていて、今年はテレビで色々なスポーツを見ることができますね。

今まで見たことないスポーツもあるのではないでしょうか。

スケートボードでは13歳の中学生が金メダルを獲得するなどとても驚きがありました。

中学生が金メダルってどんだけすごいの?採点基準などは全くわかりませんが笑

オリンピックを見てこのスポーツしてみたいとか、始める人も多いのではないでしょうか?

 

メディコスではスポーツ事業としてサッカー、忍者ナイン、ダンスを行っております。

それぞれ種目は違いますが、まずはその競技の楽しさを知ってもらいたいと思います。(忍者ナインは多種多様なスポーツですが) 

サッカーでは仲間とゴールを目指すこと、忍者ナインでは正しい体の動かし方、ダンスで仲間と音楽に合わせて踊ることなどの習得はもちろんですが、

それ以上に大切なこともあると思います。それは「自分で考える力」を身に着けることだと私は思います。

どんなスポーツでも自分で考え判断しなければならないと思います。

もちろんスポーツに限らず日常生活でも自分で考える力はとても大切ですよね。

 

最近よく感じるのはすぐに「わからない」、「知らない」という言葉を口にする子供が増えたように感じます。

自分で考える前に誰かに答えを教えてもらうことが増えたのでしょうか。

大事なことはまず自分で考えることだと思います。

何か困ったことがあったらどうしたらいい?と聞くのではなく、こういう風にしてみようと自分で考え対策案を出すことが大切だと思います。

今の時期はとても暑く飲み物はたくさん必要ですね。

例えば飲み物を1L持ってきたとします。その日の練習で途中が飲み物が無くなったとします。

次の練習ではどのくらい飲み物を持っていきますか?もし1L持っていったらまた同じようになりますよね。

どのようにすれば飲み物が足りるでしょうか?1L以上持っていくしかありませんよね。

このようなことを自分で考え行動することが大切だと思います。

自分で用意したり、お父さん、お母さんに言って買ってもらうなどして対策していけるといいのではないでしょうか。

どうしようという思考から、こうしようという思考に切り替えていかなければならないのではないでしょか。

スポーツを通して困った時や問題が起きたときに自分で解決する「問題解決能力」がこれからの社会で求められる力の一つではないでしょうか。

 

スポーツを通して継続する力も身に着けてほしいと思います。

三日坊主という言葉があるくらい継続は難しいと思います。

毎日走るか、筋トレしようと挑戦してみたが1週間も続きませんでした。

継続の難しさを実感したことある人もいると思います。

運動能力、勉強でいい成績を取るためには練習量がとても大切です。

「1万時間の法則」とは、ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、1万時間もの練習・努力・学習が必要だというもの。

エリクソン教授らの研究をもとに、マルコム・グラッドウェル氏が提唱しました。

「天才は1%のひらめきと99%の努力でできている」という言葉もあるように、努力の大切さは誰もが知っています。

グラッドウェル氏は、ある調査において「エリート演奏家は20歳までに合計で1万時間の練習を積み重ねた」という結果が出たと述べ、

大きな成功を収めるには1万時間もの練習が必要だという「1万時間の法則(ten-thousand-hour rule)」の存在を指摘しました。

モーツァルトやビル・ゲイツ氏をはじめとした成功者には、大成するまで1万時間の下積み期間があったというのです。

1万時間が何日に相当するかというと、平日と休日を合わせた1日の平均練習時間を3時間と仮定して計算すれば、

10000÷3=3333.333…で、およそ10年間。膨大な時間ですね。

 

グラッドウェル氏が言及した調査とは、心理学者のアンダース・エリクソン教授(フロリダ州立大学)らが1993年に発表したものです。

ドイツで実施されたエリクソン教授らの調査では、被験者として以下のグループが用意されました。

  1. 音楽アカデミーでバイオリンを専攻しており、ソリストとして国際的に活躍する力があるとみなされた学生
  2. 1を除くバイオリン専攻の学生
  3. 音楽教育学部でバイオリンを専攻する学生
  4. 交響楽団のバイオリン奏者

そして、4つのグループが日々の時間をどのような活動に使っているか聴き取りをしたところ、

演奏技術の向上に最も重要だとされる「1人での練習」時間の平均は、グループ1と2で変わらず、1日あたり3.5時間だった一方、

グループ3は1.3時間だったそう。学部が異なればカリキュラムも異なるので、グループ1・2と3のあいだに練習時間の差が出るのは当然といえるでしょう。

では、グループ1と2の違いは何なのでしょう? それは、調査時点より前の練習時間の総量です。

バイオリンを始めてからの練習時間について聴き取りをしたところ、18歳時点までの総練習時間(推計)は以下のとおりでした。

グループ1:7,410時間
グループ2:5,301時間
グループ3:3,420時間
グループ4:7,336時間

つまり、より実力があるとみなされている人ほど、練習時間を多く積み重ねてきたわけですね。

そして、グループ1と4の総練習時間は、20歳時点で1万時間を超えます。

エリクソン教授らの論文において、卓越した技術の修得は「10年以上に渡る1万時間以上もの計画的練習(deliberate practice)」の成果であると指摘されました。

グラッドウェル氏はこの点に着目し、著書で「1万時間の法則」を強調したのですね。

その競技だけ上手になればいいのではなく、そのスポーツを通して何を伝えれられるのかが私たち指導者の役目でもあります。

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